『true tears』Blu-ray BOX届いた!

感動ですっ!

PS3持ってる友人に頼んでオーディオコメンタリとピクチャードラマと、新作映像のみ観させて貰いましたが、やっぱり『true tears』は傑作だ。。新作映像はドラマCDの話を断片的に映像化してeufoniusさんの曲を乗せて流すというもので、ドラマCDを実際アニメで観たかったなと思っていた僕にとって、なかなか嬉しいものでした。『true tears』は欠けることのない傑作だったと思っているけれど、それを補完する話としてドラマCDもまた良くて…いや、ドラマCDを聞いて欲しいという西村監督の言うことはまったく同感ですよ!あの、風に煽られる乃絵の笑顔が、とてもキレイで。
ピクチャードラマも、良かったです。眞一郎の声を好きだという感覚は無かったけれど、あの声で聞くのが心地よい。「雷轟丸とじべたの物語」は遠まわしに…しかしはっきりと眞一郎が自分のヘタレさを告発している話だったんだけれども……最終的に雷轟丸を飛ばすことで、そうではなくなった。ヘタレではなく飛ぼうとする人に、飛べる人になった眞一郎。そういうの良いよね。しかもそれは、そういうヘタレさをずっと乃絵に見せてきて…乃絵もそれはわかっているのに、それでも「あなたは飛べる」と信じ続けてくれたこと、それが眞一郎の翼になっているという、とても心が震える話じゃないですか。そして同じことを最終回で眞一郎も乃絵に送るという……アレも良かったなぁ。あの歌を、歌ってくれた!という感覚は、今も変わらず心を震わせてくれます。乃絵自身は「何も見てない私の目から」だったけれど、そうじゃないんだと。遅すぎたかもしれないけど、いろんな人を傷つけたかもしれないけど…それでも眞一郎の心の底にいる人が誰か、ちゃんと分かったじゃないかと。それは「何も見てない」人にはできない、君は誰かのことを考えることが、分かることができるんだ、
だからそんな悲しいこと言わないで!
と放送時に僕は思っていたので、最終回のバス停は、最高のシーンです。


話がそれましたが(笑)「雷轟丸とじべたの物語」いい話ですよね。最後のページが結局わからなくても、それは関係が無いことで…むしろ「自分で考える」ことを大切にした方が、良いのかもしれません。これは普通に絵本にしても良いレベルだとっ!!僕は思います。どっかで製本してくれないかなー。
オーディオコメンタリは、まぁ…なんていうか…ラジオのノリだよね。なんつーか…もっとがっつり作品語りしろよと、思います(笑)女三人寄れば姦しい…の見本のようなオーディオコメンタリでした。なのであんまり好きじゃないです。最終わだけだったから余計に、だったのかもしれませんね。全話に付いていればまた違った形になったかもしれません。有り体に言えば、監督出してヨ(笑)




付属のブックレットも良い内容が満載で、岡田さんの話なんか普通にイイ話ですよ。あそこに『true tears』の全てがあったといって良いかもしれません。高垣さんもやっぱり素敵な方で、ぶるーれいの裏にアブラムシ、ですよ(もう意味不明)。最終話以降の乃絵に、どう声をかけますか、という質問に「何も言いません」と答えられて…そしてその答えの最後に

1人で歩いていく乃絵の姿を目にしたら、あまりに凛々しくて、
私なんかは声をかけられないと思います。
見守って、飛べるように信じて祈ります。

と仰っておられたのが印象的です。乃絵に対してもそうですが、高垣さんのブログを見ていても、僕なんかは声をかけられないなと思います(笑)しかし、だからこそあそこで歌を歌った眞一郎はカッコイイですよね。声をかけられないと思っても、精一杯、泣きながら、飛べるように信じて歌ったんだから。