天使と悪魔 ＣＭでダヴィンチ･コードシリーズ第二弾！と言ってるけど、こっちがシリーズ第一作だったのか…

天使と悪魔 (上) (角川文庫)

僕は普段海外作品はあまり読まない人なんですけれど、、先日バイト先の店長に

東田君、天使と悪魔って面白いの？映画見てみたいんだけどどうかなぁーと思ってさー…東田君は本好きみたいだし読んだことない？

と言われたので、「読んでないですけどなんだったらパパッと読んじゃいますよーあはははは(笑)」と簡単に請け負ってしまったので早速書店に行って買いそろえてきました。まさか文庫三冊だとは思っていなかった……なんだか損した気分です(笑)

ですが中身は掛け値なく面白かったです。こういう、象徴が意味するところを読み取って真相に迫るタイプというか、こう…何かを何かに見たてる、という事それ自体がそもそも好きなんです僕は(笑)それにヴァチカンという大きな組織を、各人がそれぞれの立場で何とか機能させようと必死に奮闘しているのが、とても良かった。

大枠での「科学と宗教の対立」も味わい深い……僕はカメルレンゴの主張に共感してしまう人ですね。彼はそう間違ったことを言っていないと思うのですよ。そりゃあ彼がやったことは許されないことだとは思いますけど、、「科学の進歩に人間の良心は追いついていないんだ」という彼の言葉には肯かざるを得ないでしょう……

ただ、、なんでしょうか…ヴィットリアがラングドンと「くっつく」ラストはなんとも説得力を感じなかったですね(笑)なんですかね、あれはお約束みたいなものですか？確かにラングドンは強い男でしたけど…(笑)極限状態を共にした男女は〜云々ってことなのでしょうけど、う〜ん……それとも僕が適当に読み過ぎたんでしょうかね？？若干流し読みだったのは確かですけど、、、まぁヴィットリアのことがあまり好きじゃなかったので彼女のことをよく分かってないというところでしょうね(笑)全体としては面白かったので、そんな細かいところは気にしないことにしましょう。