20世紀少年最終章〜ぼくらの旗〜   なんだかよくワカラン。なんだかケンジ好きくない。

映画「20世紀少年」オリジナル・サウンドトラック Vol.3
バイトの同僚と『20世紀少年最終章 〜ぼくらの旗〜』を観てきました。なんだか色々と腑に落ちない話でした(笑)命を大事にしようと言いながら、大多数の都民を切り捨てる選択をするカンナには観ていて疑問符しか……むしろ最初にしようとしていた「ともだち」との全面戦争の方が犠牲者は少なかったようにも。結局、自分の周囲の人間の命を大事にしようということ?う〜ん……?それになんだかんだで「神の子」とか「最後の希望」とか言われてたカンナは重要なことには何も関われなかったですよね。あれはいったいなんだったんだろう。。


それにエンドロール後のケンジの行動も正直いただけないです。ただの自己満足でしょう?あれは。自分と折り合いをつけるためにああするのは良いんですけど、それは「やらなければいけないこと」なの?

逃げることは悪いことじゃない……。
でも、ケンジおじさんは絶対に逃げなかった。

うろ覚えですが二章でカンナがそんな感じのことを言ってました。なのに最後の最後で逃げちゃった……。「ともだち」の正体をみんなの前では言えなかったケンジ……自分の罪を言えなかった。そんなやつが最後に歌って大団円っぽく締められてもね。。困惑しきりです。全然爽快感ないです。


じつのところ「ともだち」もあんなに子供っぽくなってしまう筋道がよくわからなかったりします。子供時代は別にして、その後は割と順風満帆に人生進められてる気がするんですけど。社交性も全然有りそうだし。それでも子供時代の影は拭えなかったんですかね。しみじみ。